絆
「おぃ!なな。何処行くんだよ?」
そう言って、らいとはあたしをすぐに、捕まえて手をつかむ。
「放してよ!!」
「放さねーよ。」
そう言ってあたしを引っ張る。
あたしは、必死で抵抗するが、男に勝てるはずはなくて。
そのまま、らいとの胸の中へ入れられた。
今自覚した。
この体温を感じて。
あたしはやっぱり、らいとを忘れる事なんてできない。
今でも大好きなんだ。
けど、言えないよ。
ゆい、今待ってるよ?
きっと・・・