けど、このよく分からん女と付き合えば、ななも嫉妬して戻ってくんじゃねえか?


よし。この女がななと同い年でクラスも同じだったら付きあおう。




「君、1年C組だったりする・・・?」

「はい。そうです・・・。」

「まじ?」

「はい。」



え~。

まじかよ。

めっちゃびくった。




「うん。いいよ。付き合お。今日は、ごめん。用事あるから、帰って?」



別に用事はない。


けど、別にななに会う確率は、0なのにコイツといる意味はない。




「はい。じゃあこれ受け取ってくれますか?」

「なんこれ?」

「チョコです。」



あぁ。

ななと別れた事で頭いっぱいになってて、忘れてた。

今日は、バレンタインデーだ。




チョコなんて、なな以外の者いらね~し。

けど、貰わなきゃな。



「ありがと。」

乱暴にしちゃった。

まぁ、別にいいか。




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