絆
帰りになった。
友達と別れて、1-Cへ行く。
あ・・・あの女だ。
けど、なながいない。
いつもいる机に。
「っち。」
舌打ちしちまった。
現在の彼女はいるはずなのに。
その現在の彼女が俺に気づいて、近寄ってくる。
「らいと先輩。来てくれたんですか。」
と笑顔でこっちへ来る。
「お前名前は?」
「ゆいです。」
「ふ-ん。ゆいちゃんね。まぁいいや、帰るぞ。」
「はい。」
俺が、この女をゆいちゃんと呼んだ理由。
俺は、なな以外に呼び捨てで呼ぶ女なんかいない。
塚、女は基本嫌いだ。
なな以外。