美少女が最強になる前。
***
私達は3年にあがった。
それからは、なにも変わらなかった。
変わったのは、もう体育館裏に来いなんて
いいに来なくなった。
私は、いつものように
愛羅の家でご飯を食べてから
学校に向かった。
ガラガラ
なにこれ?
私の席がない?
黒板を見ると
泣いたふりをしながら、
何かのチラシを見ている凪桜がいた。
「あんた、最低だよ!」
パンっ
私は、叩かれた。
何が起きたのか、分からなかった。
愛羅も同じように固まっていた。