愛しき日々へ
そのまま、砂羽を誘いとりあえず開いていたゲーセンに入る。
「うわっ…!」
そんな小さな声に見てみれば子供見たいにキラキラと目を輝かせている砂羽に思わず熱くなる顔を背けた。
くそっ…可愛いんだよ。
心の中で悪態をついてみるが顔に集まる熱は収まらない。
平常心を保ちつつ興味のありそうな物を見て回れば砂羽はキョロキョロとせわしなく辺りを見回して一つのゲーム機に目線を送っている。
いきなりホラー系なんだな。
砂羽が熱い視線を送っているのはゾンビを銃で倒すゲームで最近俺たちの中で話題になったものだ。
簡易個別された空間で3Dなそれは刹那がやって絶叫したのが記憶に新しい。
紅夜も銀一もしてたが二度目はしたくないと言っていたゲームだが俺個人とすれば結構おもしろいゲームだと思う。
まぁ、どう考えても女子はやらなさそうなゲームだが。
「砂羽、アレやってみるか?」
「いいのか?!」
こんな顔は子供なんだな。
目を輝かせている砂羽に笑みを浮かべて俺たちはその中に入った。