愛しき日々へ
「すげぇ…。」
「ほら、説明ちゃんと読んどけよ。」
そういいながら小銭を入れると説明画面が表示される。
いきなりゾンビが出てくるオープニングで多分ほとんどの人間が一回はビビるんだが…
「おぉ~!リアルだ!」
楽しそうだな…こいつ。
出てきたゾンビにも驚きもせずに笑っている隣の砂羽には怖いがあるのだろうか。
「おもしろそうだな。えっと、ここがこれで…。」
この状況下でおもしろそうって感想が言えるお前がすげーよ。
ゾンビが騒いでるなか呑気に操作の確認している砂羽は多分刹那よりも数倍メンタルは強いはずだ。
「ほら、始まるぞ。」
「おう!」
そういって笑った砂羽を見届けると同時にゲームが始まった。