愛しき日々へ
「文句は聞きかねーからな。」
三人分のオムライスとスープを置いて自分もやっと席につく。
五人分って結構つかれるんだな。
ビックリしたわ。
「ありがとうございます。」
「ありがと、弟くん。」
あぁ、まだ俺『弟くん』なのか。
「訂正入れますけど、俺生物学上は『女』ですから。」
ぶっっっっっ!!!
「ちょっ?!なんで吹き出してんだよ!!」
俺が女ってスープ吹くほど驚くことか?!
スープを飲んでいた紅夜が吹き出したのを見ながら内心かなりショックだったりする。
俺そんなまわりから見て男っぽいのか…?
布巾を紅夜に渡すと思わずため息がこぼれた。