愛しき日々へ
「今日の朝、砂羽が出ていくのが見えたから気になって追ってみたら街で会ったんだよ。
で、ゲーセンで昼まで遊んでスーパー寄って帰ってきた。」
「えぇ~!なら僕も行きたかった~!!」
「寝てる奴をわざわざ起こす真似しねーし。」
頬を膨らませている刹那に龍は知らん顔でそういっている。
でも、初めてのゲームセンターは楽しかったな。
また行きたいって言ったら連れて行ってくれるかな…?
「こいつ、ゲーセン初めてなのにお前が絶叫してたゾンビのやつクリアしてたぞ。」
「えっ?!あのゾンビを銃で撃つやつ?!」
え、驚くほどのことか?
というか、刹那絶叫したのか?
「砂羽ちゃん、あれ怖くなかった?」
「別に?怖くなかったし普通に面白かったけど?」
妙にゾンビがリアルだったからやりがいもあったし。
それに、ゲームだしな…。
中学の乱闘騒ぎよりは全然マシだった。
銀一にそうかえすと銀一は苦笑いを浮かべていた。
あれ?あのゲームってそんなに怖いのか…?