愛しき日々へ



「いや、高校入学までは腰まであったけど切った。」

「お前さん何で切ったんだよ。まだ女子に見えてたんじゃね?」

紅夜の言う通り髪長かったときはそこまで間違えられることは少なかったけどな…。

「学校のやんちゃしてた男子に髪にガムつけられたから。取るの面倒でそのまま切った。」

まぁ、そいつらを殴ったことと美容室代巻き上げたことは黙っておく。

いらぬ誤解を受けそうだ。

「面倒って、なんか砂羽ちんだから納得できる僕って変かな…?」

「いや、それは俺も。」

刹那と龍の同居人コンビはそういうとまた大きくため息をついた。

だから、なんでだ…?



< 60 / 63 >

この作品をシェア

pagetop