Lightning

「一緒にするな…！」

ガクガクと体を震わせながら、無理矢理立ち上がるジョン。

全身に激痛が走る。

「無理するな。このスタンロッドの電流は、サイボーグのCNT筋繊維に多大なダメージを与える。例えサイボーグでも、一時間は激痛でまともに動けない筈だ」

そう言って、スタンロッドをジョンの頭上に振り上げるアレクトロ。

「心配するな。お前の義体内の燃料電池は、俺が生きたまま引き摺り出して美味しく頂いてやる」

下卑た笑いを浮かべ、ジョンの頭部を叩き割る為スタンロッドを振り下ろそうとしたアレクトロは。

「！？」

瞬時にして高周波ブレードを納刀し、その後神速の抜刀術を繰り出したジョンによって、上半身と下半身を斬り離される！