日向 × ひなた
第一章 始まり

衝撃


「 …ほんとやだ。」

私 、
櫻庭 日向は世に言う " 人見知り " だ。

今日は私にとって最大のバッドイベントの入学式。

「 学校着いたから。 今更遅いっての。 行くよ!」

この少ーし気の強い子は、
親友の嬉野 雅 。

「 やだ〜。」
「 大丈夫だよ。私がついてるんだから。クラス表貼り出されてるから見に行こ?」
「 人いっぱいいるからやだ。」
「 は? 何言ってんの!? ほら、ついて来て!」
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