隣のお兄様はナイスガイ

ガチャっ


「あっ」


「泉ー、悪いけど」


響ちゃんが隣で響ちゃんの腕に絡みついている女を見た


あぁ、邪魔ってことね


「うん、バイバイ」


手ぶらだったあたしはベットからたって部屋をでた



ドアを閉めると同時に聞こえてきた女の声

「響、今の子誰~~?」

甘い声

「あぁー、・・・妹」


ズキッ


目頭が熱くなってきた

あたしのバカ、単純なんだから

妹なんて何百回も言われてきたじゃない


でも、


「あたしがいないとこでもそんなこと言ってんの?」


あたしは走って響ちゃんの家を出た


無駄にでっかい家

あたしんちの五倍以上ある、お金持ち

うちも一応新築なんだけど




もう・・来ることなんて、ないかもね
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