心を全部奪って
ひまりの両手を優しく取って、


俺のTシャツの裾へと誘導する。


どうするか察した彼女は、


俺のTシャツをゆっくりと脱がせた。


俺の裸を見ないように、パッと目を逸らすひまり。


そんな彼女の上着を


今度は俺が脱がせた。


背中に腕を回し、プチンとホックを外す。


すると


ひまりの真っ白い上半身が


俺のすぐ目の前に現れた。


思わずハッと息を呑む。


想像以上の美しさに


触れるのが怖いくらいだ。


熱い視線で見つめれば、


次第に張り詰めていく桜色。


そこにそっと触れたら、


ひまりの背中がピクンとしなった。

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