心を全部奪って
邪魔する男
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「ひまりちゃん。
目の下にクマがあるけど、大丈夫?
昨日も残業したの?」
「……うん」
昼休み、私は経理部の美帆ちゃんと社員食堂に来ていた。
美帆ちゃんは私とほぼ同じ時期に中途採用で入社した女の子。
研修も一緒に受けたし、同い年ということもあって、この会社で唯一親しい女子社員だ。
私はあれから毎日のように、残業をしていた。
「霧島さんってすごいんだねー。
彼が沢山仕事をとってくるから、ひまりちゃん大変なんでしょう?」
肩まである髪にゆるいパーマをかけた美帆ちゃんが、唐揚げを頬張りながら言った。
「まぁ、そういうことになるね」
まさかあそこまでやり手とは、正直思っていなかった。
「あれだけかっこ良くて、仕事も出来るなんて。
非の打ち所がないね」
「ははは…」
まぁ中身は悪魔だけどね。
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「ひまりちゃん。
目の下にクマがあるけど、大丈夫?
昨日も残業したの?」
「……うん」
昼休み、私は経理部の美帆ちゃんと社員食堂に来ていた。
美帆ちゃんは私とほぼ同じ時期に中途採用で入社した女の子。
研修も一緒に受けたし、同い年ということもあって、この会社で唯一親しい女子社員だ。
私はあれから毎日のように、残業をしていた。
「霧島さんってすごいんだねー。
彼が沢山仕事をとってくるから、ひまりちゃん大変なんでしょう?」
肩まである髪にゆるいパーマをかけた美帆ちゃんが、唐揚げを頬張りながら言った。
「まぁ、そういうことになるね」
まさかあそこまでやり手とは、正直思っていなかった。
「あれだけかっこ良くて、仕事も出来るなんて。
非の打ち所がないね」
「ははは…」
まぁ中身は悪魔だけどね。