心を全部奪って
「彼、女子社員にすごく人気があるみたいだよ。
総務の女の子達が騒いでるの、よく聞くもの」
「そうなの?」
「同期はもちろんだけど、先輩や後輩からも人気があってね。
彼のこと狙ってる人って、大勢いるみたい」
「へぇ…」
確かに、イケメンの部類なのかもしれない。
みんな、あの爽やかな笑顔に騙されるんだろうなあ。
「顔だけで言えば、工藤課長もかっこいいよね」
美帆ちゃんの口から出て来た言葉に、食べているうどんを吐き出しそうになった。
「工藤課長が独身だったら、きっと社内で人気ナンバーワンだったろうね。
っていうか、工藤課長なら不倫してもいいよねー」
美帆ちゃんがとんでもないことを言うから、冷や汗がタラタラだった。
総務の女の子達が騒いでるの、よく聞くもの」
「そうなの?」
「同期はもちろんだけど、先輩や後輩からも人気があってね。
彼のこと狙ってる人って、大勢いるみたい」
「へぇ…」
確かに、イケメンの部類なのかもしれない。
みんな、あの爽やかな笑顔に騙されるんだろうなあ。
「顔だけで言えば、工藤課長もかっこいいよね」
美帆ちゃんの口から出て来た言葉に、食べているうどんを吐き出しそうになった。
「工藤課長が独身だったら、きっと社内で人気ナンバーワンだったろうね。
っていうか、工藤課長なら不倫してもいいよねー」
美帆ちゃんがとんでもないことを言うから、冷や汗がタラタラだった。