心を全部奪って
『いいじゃん。もうすぐ定時だし。
会社帰りに寄り道する感覚で』
「いやいやいや」
勘弁して欲しいよ。
私は工藤さんに会いたいの!
『あー、そういうこと言うんだー』
急に低くなる声に、ドキッと心臓が跳ねる。
『お前、バラされてもいいのかよ。
工藤課長とふ……』
「わかったっ!
行くから!
行けばいいんでしょう?」
『最初からそう言えばいいんだよ。
△△△駅近くの△△△ビルディングだ。
でかいビルだからすぐにわかる。
そこの17階だ。
18時から打合せだから、定時ダッシュで来い!』
そう言ってブチッと電話を切られた。
く、くそーーー!
霧島のヤツめーーー!!!
会社帰りに寄り道する感覚で』
「いやいやいや」
勘弁して欲しいよ。
私は工藤さんに会いたいの!
『あー、そういうこと言うんだー』
急に低くなる声に、ドキッと心臓が跳ねる。
『お前、バラされてもいいのかよ。
工藤課長とふ……』
「わかったっ!
行くから!
行けばいいんでしょう?」
『最初からそう言えばいいんだよ。
△△△駅近くの△△△ビルディングだ。
でかいビルだからすぐにわかる。
そこの17階だ。
18時から打合せだから、定時ダッシュで来い!』
そう言ってブチッと電話を切られた。
く、くそーーー!
霧島のヤツめーーー!!!