青く光るカケラ
「お前には、感謝してる。」

「え・・・。」

木苺は、顔を赤くした。

「ありがとう、木苺。」

「あっ・・・ああ、ええ・・・い、今さらいいよっ・・・。そんなのっ・・・。」

木苺は、あせる。

「俺、果たせなかったこと・・・ちゃんとやるから。後悔しないように。」

「う、うんっ・・・。」

そうだ・・・わたしまだ、架ちゃんのことあまり知らないから、架ちゃんのことを、しばらくの間、観察することにしよう・・・。

「よしっ。」

木苺は、拳を握る。

「どうかしたのか?」

「あっ、え?べ、べべ、別に。」

木苺は、そっぽを向く。
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