幼なじみに恋をして…

第一話

ⅰ

『ジリリリリリー』
目覚まし時計の音で目が覚める。

「ん。」
朝だ…。まだ眠い…。今は10月なので寒い。もう少し寝てよう。

母「玲奈ー！早く起きなさーい！」

はぁー。お母さんが呼んでる。だけど今はまだ７時１０分、いつもならまだ寝ている時間だ。だけど、

母「早くなさい。迎えが来ちゃうわ　　よ！」
玲「…あ。」
私こと田中 玲奈(高２)は、急いで準備をした。
ちなみにお迎えとは翔太の事。本名、中野 翔太。幼稚園からの幼なじみで同じ高校に通ってる。今日からいつもギリギリの私のために７時２０分にうちに来てもらう事になっている…。

そして、私はなんとか準備を５分で済ませてトーストをかじりついて、いつも時間の都合上見れていない占いを見た。

アナ「皆さん、おはようございます！本日、10月10日の星座占いランキングは───。」

(お、みずがめ座は3位かぁ。何か良いことおきれば良いな…。)
そんな事を考えていると…。

『ピーンポーン』

母「あら、翔太君来たみたいよ。」

お母さんが玄関の扉を開けた。

翔「おはようございます、おばさ　　　ん。」
母「あらー。なんだか背伸びたかし　　ら？」
翔「そんな事ないっすよ！笑」

お母さんと翔太が他愛のない話しをしてる後ろで私は固まっていた。
(今日もかっこいい///)
なんて考えてしまう。