本当の私と恋
高校に入った時、仲良しの女の子が好きになった男の子が私を好きだと言ったことから、
私のいじめは始まった・・・


男の子から告白されるたびに私はみんなから白い目で見られるようになった。


“男に媚売ってんじゃねー”
“社長の娘だかって高飛車なんだよねー”


そんな言葉の暴力をずっと受け続けていた。
それ以来、私には高校時代一人も友人と呼べる人ができなかった。


私と仲良くすると、自分も仲間外れにされると言われていたし・・・
私はずっと悩んでいた。
それでも、学ぶことが好きだった私は勉強という逃げ道がありそれが私を支えてくれた。


そして、大学に進学するとき、私は長くしていた髪を肩くらいまで短く切り、黒色に染めた。
この容姿の為にいじめられることを恐れたからだ。
女として幸せを求めるより、平穏な暮らしを手に入れたいと思った。
平穏な暮らしと引き換えにおしゃれをすることをあきらめた。
< 3 / 99 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop