本当の私と恋
「美咲ちゃん…もう少し一緒にいられないかな?」

霧島さんにそう言われて、私ももう少し一緒にいたい気持ちを素直に告げた。

霧島さんは私の返事を聞くと、運転手さんに行き先を告げる。
その場所が…霧島さんの自宅マンション。

部屋に入ると大きなソファーが置いてある大きなリビングにに通された。

「ごめんね。何もない部屋で。」

『そんな。何だか霧島さんらしい感じがします。
 霧島さんの雰囲気が出ているみたいです』

「そう?それならいいけど、この部屋本当に寝るだけでしか使ってなくて。
 忙しいと、それすらできなくて…
 
 飲み物なにがいい?
 温かいものならコーヒーか紅茶、冷たいものなら…ごめん水くらいしかないや。」

『じゃあ、冷たいお水いただけますか?
 何だか、お酒に酔ってしまったみたいで』

私がそういうと、霧島さんはペットボトルの水を手渡してくれた。

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