本当の私と恋
「美咲が考えていること分かるよ。
でも、うちのお袋みて感じないか?
 お袋はもともと社員だったんだ。
 家柄とかそんなも何にもなくて、でもお袋幸せそうだろ?
 だから大丈夫。俺が、美咲を守るから。
 結婚してくれないか?」

幸樹さんの言葉は魔法の言葉。
私の気持ちもすべてを救ってくれるこの人について行きたいと思う。

『はい。よろしくお願します。』

「はぁー。あの時以来の緊張だった。
 これですべて俺のものだ!」

幸樹さんは私を抱きしめてくれた。
幸樹さんの心臓はとてもドキドキしていて、緊張していたと言った言葉どおりだった。
そのドキドキが私にはとても心地よくて…
幸せな気分になれた。
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