優しい世界の愛し方
他にもある。


朝、
教室に入ったら強烈な香水の匂いがしたとき。

「え……香水? くっさ」

と、思わず言ってしまったのだ。


その時、近くにいたギャル系の女の子数人の表情が固まった。


しまった。


と思った時には遅く。

彼女らは敵意むきだしの顔でこちらをにらみつけていた。

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