28才の初恋
伏し目になり、斜め下を見たまま何も話さなくなってしまった大樹クン。
何だか傍目から見ると私が大樹クンを怒って、場が気まずくなっているように見えるんじゃないだろうか?
――違う!違うのよ!!
気まずくなっているのは確かなんだけど。
どうして気まずくなったのか、さっきまで会話してた私にも分からないから困っているわけで。
いや、『彼女関連』の話がまずい、ということも分かっている。
ただ、その何がまずいのか、これが分からない。
思えば、『現在彼女がいない』という情報は聞いたことがあったが、今までの異性とのお付き合いのことは聞いたことが無かった。
ひょっとしたら大阪に彼女が居たのかもしれないし、東京に転勤になることで別れたのかもしれない。
――その辺りのこと、聞いても良いものか?
何だか傍目から見ると私が大樹クンを怒って、場が気まずくなっているように見えるんじゃないだろうか?
――違う!違うのよ!!
気まずくなっているのは確かなんだけど。
どうして気まずくなったのか、さっきまで会話してた私にも分からないから困っているわけで。
いや、『彼女関連』の話がまずい、ということも分かっている。
ただ、その何がまずいのか、これが分からない。
思えば、『現在彼女がいない』という情報は聞いたことがあったが、今までの異性とのお付き合いのことは聞いたことが無かった。
ひょっとしたら大阪に彼女が居たのかもしれないし、東京に転勤になることで別れたのかもしれない。
――その辺りのこと、聞いても良いものか?