28才の初恋
ふと我に返ると、既にみんなが店に入っている。妄想に浸っている間に、いつの間にか到着してしまっていたようだ。入り口のところに立っているのは、私と磯野だけになっている。
「あ、入る! 入るわよ」
慌てて店の中に入ると、既に皆は席に案内されているところだった。八人掛けの、余裕のある広さのテーブルだ。
順次、椅子に座っていく姿が見える。
少し遅れながら、私もテーブルに向かう……と、大樹くんが奥側の席に座る。そして、その向かいに橋本が座ろうと……させるかあっ!
テーブルまで走り、橋本を押しのけて大樹クンの向かいの席をゲットだぜっ!
みんなの表情が、私を見つめながらも驚きに満ちているのは気付かないフリを決め込もうと思う。
「あ、入る! 入るわよ」
慌てて店の中に入ると、既に皆は席に案内されているところだった。八人掛けの、余裕のある広さのテーブルだ。
順次、椅子に座っていく姿が見える。
少し遅れながら、私もテーブルに向かう……と、大樹くんが奥側の席に座る。そして、その向かいに橋本が座ろうと……させるかあっ!
テーブルまで走り、橋本を押しのけて大樹クンの向かいの席をゲットだぜっ!
みんなの表情が、私を見つめながらも驚きに満ちているのは気付かないフリを決め込もうと思う。