28才の初恋
「お……おはよう」
最初に断っておくが、言葉がどもるのは緊張からではない。
さすがに一週間が経過しているので、二人になっても緊張せずに大樹クンと会話することが可能になっている。
現在、言葉が上手く発せないのは……少し無茶な体勢になっているからだ。
「お、おはようございます。というか……その首……」
うん、言いたいことは何となく分かる。
客観的に見れば、私の首は一八〇度近く回転しているはずだ。
身体は微動だにしていないのに、大樹クンの顔が見えているということは、まあ、そういうことだ。
――恋の力って偉大だよねっ!!
最初に断っておくが、言葉がどもるのは緊張からではない。
さすがに一週間が経過しているので、二人になっても緊張せずに大樹クンと会話することが可能になっている。
現在、言葉が上手く発せないのは……少し無茶な体勢になっているからだ。
「お、おはようございます。というか……その首……」
うん、言いたいことは何となく分かる。
客観的に見れば、私の首は一八〇度近く回転しているはずだ。
身体は微動だにしていないのに、大樹クンの顔が見えているということは、まあ、そういうことだ。
――恋の力って偉大だよねっ!!