壁ドン……しちゃいました!?
え!?何言ってんのわたし!?
壁ドンは不可抗力で、ドキドキして欲しいって言うのは本音だけど、ちょっと違う!!
言い訳はテンパって空回り……。
「マジかよ…お前努力の方向間違ってる……」
またクスクス笑い始める彼。
あー違うのにぃ!!
恥ずかしくてもぅゆでダコ状態。
「下手だなぁ、お前」
ボソッと彼は呟いた。
下手?
その瞬間。彼の方へとグッと力強く腕を引かれ、強制的に彼に身体を預けさせると、わたしたちの場所は逆に。
そして――…。
――ドンッ