壁ドン……しちゃいました!?


え!?何言ってんのわたし!?


壁ドンは不可抗力で、ドキドキして欲しいって言うのは本音だけど、ちょっと違う!!


言い訳はテンパって空回り……。



「マジかよ…お前努力の方向間違ってる……」



またクスクス笑い始める彼。


あー違うのにぃ!!


恥ずかしくてもぅゆでダコ状態。



「下手だなぁ、お前」

ボソッと彼は呟いた。


下手?


その瞬間。彼の方へとグッと力強く腕を引かれ、強制的に彼に身体を預けさせると、わたしたちの場所は逆に。


そして――…。



――ドンッ


< 4 / 11 >

この作品をシェア

pagetop