君と星空の彼方
「ではお開け致しますので」

「はい……」

ちょっと気まずい空気がなぜか私たちの間で流れてる中、ムルは扉を開けた。


ムルが先に入り、その後すぐを私がついて入る。


「ホシノぉ〜‼︎‼︎」

「うわっ!って、ミズキ⁉︎」


入ってきた瞬間私のところへ飛び込んできたのは、正真正銘ミズキだった。

「ムルさんから聞いたよぉ〜‼︎
同室になれたって!やったね〜!」



ミズキがきゃーきゃー言ってる後ろで、2人の人物が私たちを呆れるようにして見ていた。


「ミズキ…ほどほどにしなよ?」

「お前はホシノに執着しすぎだ」

「夜月にセイヤ…」


そして2人のさらに後ろ。



3人の人達が私たちを見ていた。



「あ…えと、ミズキ、あの人達って…」

私が未だに抱きついていたミズキに耳打ちして聞くと、ミズキはよくぞ聞いてくれました!と小さい声で言うと、すっと振り返る。


「紹介します!
…って2人は邪魔だよぉ。ちょっとはじっこいって〜」

素直に退く2人…かわいそうに。


セイヤはなんともなさそうな顔をしているけど、夜月は少し残念そうな顔をしてたし。


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