君と星空の彼方
私とセイヤの言葉に、生徒会長さんは少し切なそうに笑った。


「…最近、一族全体を使って調べたことが、俺たち生徒会にだけ回って来たんだ」



そこで一回息を切ると、静かに言い出した。


「俺たちを対立させ、時間をかけてもどちらも滅ぼし…

能力者、というものを失くそうとしたらしい」


「……そうゆうことかよっ…」



え、ちょ、ちょっと待って。


キナリの政府は…能力者を消そうとしてるってこと?


な、なんで⁉︎



「理由は単純だ。

神を、絶対的な『神』にしたいからだと。


神たちはみんな能力者。

しかし、世界中に能力者はたくさんいる…」



そんな単純な理由で、殺そうとしてるわけ⁉︎


酷い…



残酷、すぎる。




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