君と星空の彼方
★four★ 異能力者約50名
きらびやかに見えた部屋の中。
そこは、
やはりきらびやかでした…
けど、小窓越しでは分からなかった物がたくさんある。
小窓からは見えなかった小さめのシャンデリアや彫刻品の数々。
それに学校の机とは言い難い程に高級そうな深い茶色をしている机。
ソファ記事が付いているふかふかそうな椅子。
…つまり生徒は、学生は当たり前の『体育座り』ではなく1人1人椅子に座っている。
まあ、そんな感じの色々な『高級品』があった。
けど、残念ながら私は今それどころじゃない。
「では、自己紹介を」
ムルが私ににこやかに言った。
この笑顔の仮面の下にはなにがあるのやら。
おそろしやおそろしや...って今はそれどころじゃないんだった。
私は視線をムルから宙橋学園の生徒へと変える。
心臓の音が耳に響きだす。
嫌なほどの沈黙がこの部屋の中に広がってる。
けどこの沈黙を破れるのは私しかいないんだ...
この能力者らしき『人間』約50名の中の沈黙を。
…そう、みんな人間でした。
見た目は…あれだけどっ!
「室月ホシノと言います。
今日からよろしくお願いいたします」
声をできる限り大きくして、頭を下げる。
やった!噛まなかった!
けどどうしよう、すっごく頭上げにくいんだけど...
そこは、
やはりきらびやかでした…
けど、小窓越しでは分からなかった物がたくさんある。
小窓からは見えなかった小さめのシャンデリアや彫刻品の数々。
それに学校の机とは言い難い程に高級そうな深い茶色をしている机。
ソファ記事が付いているふかふかそうな椅子。
…つまり生徒は、学生は当たり前の『体育座り』ではなく1人1人椅子に座っている。
まあ、そんな感じの色々な『高級品』があった。
けど、残念ながら私は今それどころじゃない。
「では、自己紹介を」
ムルが私ににこやかに言った。
この笑顔の仮面の下にはなにがあるのやら。
おそろしやおそろしや...って今はそれどころじゃないんだった。
私は視線をムルから宙橋学園の生徒へと変える。
心臓の音が耳に響きだす。
嫌なほどの沈黙がこの部屋の中に広がってる。
けどこの沈黙を破れるのは私しかいないんだ...
この能力者らしき『人間』約50名の中の沈黙を。
…そう、みんな人間でした。
見た目は…あれだけどっ!
「室月ホシノと言います。
今日からよろしくお願いいたします」
声をできる限り大きくして、頭を下げる。
やった!噛まなかった!
けどどうしよう、すっごく頭上げにくいんだけど...