「嫌い、だよ」



私は教室を見渡した。


そこには一年の時同じクラスだった人もいるが、ほとんどは顔も見たことのない人ばかり。



「七クラスあると、一年のうちで全員覚えるのは難しいよね…」

「だよねぇ。梨花がいてよかったよー!」



新奈の声に私もだよ!と答えようと口を開いた…瞬間。








「どいて」





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