気づけばキミと恋に落ちて
頭がボーッとしてるせいか、陽ちゃんの言葉の意味が、わからなくて聞き返すと、わたしを寝かせた狭いシングルベッドに陽ちゃんの大きな身体が密着して入ってきた。


「えっ、陽ちゃん⁉︎な、なにしてんの⁉︎」


バタバタと暴れ出すわたしの身体を陽ちゃんが軽く、ギュと抱きしめると言った。


「はる、眠れない時こうやっていつもオレがトナリで寝かしつけてたろ?」
「そ、それはっ。子供の時の話でしょ⁉︎」


そう。小さな…と言っても、中学生…いや、高校生の時もあったかも…。


……恥ずかしい姉だっ。


「いいから、少し寝なよ。オレがここにいるから」


そう言って優しく頭を撫でられれば、さっきまで寝れなかったハズの睡魔が襲ってきて、気付けば意識が飛んでいた。


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