気づけばキミと恋に落ちて
お互い〝スキ同士〟で結婚して、愛し合ったから子供がてきて…。


なのに、こんなにもカンタンに崩れてしまうものなの…?


「……っ⁉︎」


ショックを受けてるわたしの頬に、宗ちゃんの手が触れ肩が揺れる。


「はるちゃん、オレのために泣いてくれてるの…?」
「えっ…」


あ、だから頬に手を触れたんだ…。


言われるまで、気付かなかった…。


でも、それくらい衝撃を受けたの。


「やっぱり、はるちゃん…。オレのこと、真剣に考えてよ。返事は急がないから」
「でも、宗ちゃんっ。わたし……っ、」


途中でグイッと腕を引っ張られ、押し付けられたクチビル。


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