私の騎士は陰陽師君
秘密の転校生
「隣だね、よろしくね」
学校生活において、
転校生っていうのは
別に珍しくない。
それに、私はそもそも
そういうのに興味がなかった。
けど、この人に対しては違った。
ニコニコと愛嬌良く笑う顔が、
不自然だったわけじゃない。
絶世の美男子というわけでもないし、
奇抜な格好をしていたわけでもない。
普通の一般的な男子高校生に見える。
ただ雰囲気が、
周りの平凡な高校生たちとは
何かが違っていた。
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