私の騎士は陰陽師君
私は手早く、少ない荷物をまとめ上げ、
教室を後にした。
私は他の人とは、違うものを持っている。
“物”とかそういう
“形のある”ものではなくて、
目には見えない“もの”。
私の体の半分は吸血鬼でできている。
体と言っても、
外観からはわからないような、
特性に近いものを
体内に持っているっていうのが
正しいのかも。
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