私の騎士は陰陽師君
「……。
教室の場所、
知らないんじゃなかったっけ?」
「あれ?そーだったかな?
あ、そうだそうだ!
そうだった!
知らないんだった!
俺ってば忘れんぼうさんだなぁ!!
はははっ。
清水さん、案内して下さい!
お願いします!!」
「…………」
賀茂君…。
多分、教室を知らないっていうのは
私の正体知りたいがための
口実だったんだろうな。
教室の場所を知らないことを
忘れる人なんて普通いない。
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