私の騎士は陰陽師君
**********
「へぇ、
追放された陰陽師の少年…か。
僕は本物の陰陽師には
会ったことはないのだけれども、
その子はどうも本物らしいね。
賀茂家と言えば、安倍家と並ぶ
平安時代の陰陽師一家だからね。
一度血筋が途絶えたと言われたことも
あったけど、それはどうやら
違ったらしいと
最近聞いたばかりだったんだ。
是非とも会いたいな。
今度連れてきてね」
やっぱり、
由緒正しき血統の陰陽師だったらしい…。
私とは身分がかなり違う。
てか、連れてこいと言われても
仲良くなったわけではないし。
< 49 / 68 >

この作品をシェア

pagetop