私の騎士は陰陽師君
「…ごちそう様」
「お粗末様でした!
味はどうだったかな?」
お粗末様でした、と言ったあとに
味を聞くのはどうなんだろう。
「苺がもう少し
ゴロゴロ入ってたら美味しいかも。
それじゃ、ミルクレープじゃ
なくなっちゃうけど…。
後、この苺結構甘いから
クリームは甘さ控え目で。
でも、だいぶ美味しかったよ」
マスターは頷きながら、
私が言ったことを
胸ポケットに入っていた手帳に
メモしている。
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