~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
✾ 思い出のメモリー
「ふんふふーん♪」
今日は家のお掃除…張り切っていると背中に暖かい温もり。
「信~お掃除出来ないです…」
「良いじゃん…由季掃除は明日にしよ?」
む、むむむ…今日はその手には乗りませんよ?信くん…何度その笑顔にやられたか。
そう。家の掃除をするたび信が得意のスマイルで掃除を先延ばしにする。
それでかれこれ一週間も…たった。
「もう、その笑顔には乗りません!さぁ、掃除掃除」
私は信に背中を向けて掃除を始める。
一方信はふて腐れながらも私と一緒に掃除を始めた。