~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
「うん。さぁて…着替え終わったわね♪後は髪をこうして…こうして…これでよし!行くわよ!」
「え!?あっ!ちょっと夏実!」
私は夏実のペースに追い付けずにいながらも小さく微笑んだ。
「あ、来たね……っ!?」
「ぁ、羽柴くん……」
私は羽柴くんに近寄りキョトンとする。
「髪軽く巻いたんだね…よくもまぁこんな短時間で…」
羽柴くんは私の髪の毛を1束すくい呟いた。
「じゃあ行こっか!」
私はにっこり微笑みながら羽柴くんの手を引いた。
「二人だけの世界を作るな!」
夏実はそう言いながらも私達の後に続いた。