~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
✾ 懐かしくて、苦しい
「ゆ、き?」
あぁ…会ってしまった。
どうして今更?……後悔しても、もう遅い…。
「由季……ゴメンね…私のせいで…」
「ううん…平気だよ…それに夏実のせいじゃないでしょ?」
夏実は悲しそうな顔で私に謝り続ける。
私と恭くんが出会って私は軽く挨拶をしその場から走って去った。
「それに……私もそろそろ克服しないと…」
「……そっか…」
うん。克服しないと……てっきりもう慣れたかと思った…。
けれど…いざ目の前で会ってしまうと怖い。