~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
「由季は?由季は?告白されて付き合うみたいな事はあるの?」
「私は正直恋愛なんてよく分からないから…されても断ってる…」
私の言葉に信は嬉しそうに納得をした。
「じゃあ俺が初の彼氏?」
その言葉を聞いた瞬間嫌な思い出がよぎったが
私は気まずい顔をして答えた。
「…ごめん…実は中学の時一回だけ付き合った人がい、るの…」
その言葉を聞いた瞬間信の笑顔がどんどん崩れていくのが見える。
「は?マジで??」
「……うん…長く続いて二年ちょっと…かな」
「キスもしたのか?!」
私の肩を掴み私の顔を覗く信は不安が少し混じっている。