~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
「お前はバカだよ…」
海はボソッと俺に言う。
「大切な人がそばにいないって辛い事なんだぞ?」
「海……」
海の言いたいことは分かるんだ。
花菜がなくなってから…。
「俺がお前を救う…勿論由季ちゃんもそして、二人をまたくっ付ける!!」
海はやけくそに俺に向かって叫んだ。
「由季ちゃんの過去に…何があったんだろ…」
最後に海はこう呟いた。
俺もそれは、知らない。
俺と、由季はまた、元に戻れるのだろうか?
それとも、もう……
この日は結局海も泊まり翌日まで昌の家でお世話になった。
学校では、普通に……。
そう思いながら学校への準備をした。
~Side信 終わり~