~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
「海、変だなぁ…」
琉くんはそう言い首を傾げながら自席へと戻っていった。
授業中は取り合えず頑張った。
まだ、信とは会っていない。
これが、なにより怖かった。
時は放課後。
「由季ちゃん帰ろー!」
「う、うん。そうだね…」
帰り、私は羽柴くんと一緒に何処かの公園へと向かうことにした。
思い出深い公園。
そこは信に紹介された公園だから。
ベンチに二人ならんで座る。
「由季ちゃん」
先に口を開いたのは羽柴くんだった。