~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
✾ 悲しみの過去に
~海Side~
「村道と…付き合ってる」
この言葉に深意はあるのだろうか…。
由季ちゃんのあの顔、さすがの俺でも限界だった。
俺は公園から出て急いで目的の家へと向かった。
―――ピーンポーン
「はーい…って海?どした?」
「昌っ!?何でお前が!由季ちゃんの家に?!」
可笑しい…。俺は間違いなく由季ちゃんの家に……来たはず。
頭にクエスチョンマークが浮かぶ。
「まぁ、良いところに来たよ……入れば?」
「あぁ、おじゃまします」
取り合えず昌に言われて由季ちゃんの家に上がった。