~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居



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「ってな訳があったの……」


夏実ちゃんの話を聞いて俺は唖然とした。
由季ちゃんにそんなことがあったなんて…。



信と、昌も驚いている。



「で、琉、きっちり教えてもらうわよ?」


夏実ちゃんは琉を睨み付ける。
それに琉はビクッとしながら咳払いをし、話始める。



「実は、由季と恭が、別れる前日恭な…俺に言ったんだよ…」




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「琉、俺由季と別れるよ…明日、放課後デートの後」



俺は恭を見る。


「何で?お前、あんなことで由季と別れるのかよ…恭!」


「違う……あんなことじゃない…あの女に脅されたんだよ…」


「お、どされた?」


俺の言葉に恭は小さく頷く。













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