~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居



「なに、?」



由季が不思議そうに俺を見つめる。


「ごめん…」



俺は小さく謝りそして、


「ッ!!」


由季にキスをした――――。

それに、由季は驚いてただ、目を見開くだけ。



そして互いの唇が離れると、同時に由季は顔を歪める。



「ど、して?」

「ごめん、」



好きなんだ…。
この言葉が今は言えない。


俺はただ、謝ることしかできない。
そして、屋上から出た。


唇にはまだ、由季との温もりが残っていた。



~Side信~ 終わり



< 348 / 431 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop