~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
「ほれ、帰るぞ由季」
「あ、し、信!?」
私は急に信に腕を掴まれズルズルと引きずられた。
「じゃーね♪二人とも!」
夏実はそう叫んで手を振った。
信は後ろを振り返らずに手を振っていた。
「また明日ね夏実」
私はそう呟き夏実に手を振った。
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しばらくして家についた。
家につくまで信とは一言も喋っていない。
それなのに少し寂しい。