~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
「―――っ!……私何を…」
私は目を開いて自分の頬を触る。
私の頬には少し汗が流れていた。
「ふぅ……」
私はベッドから降りてタンスの上に置いてあるケースに手を伸ばしその中に入っている鍵を取る。
そしてタンスに付いている1つの鍵穴にその鍵を差し込んだ。
―――――カチャ…
私の部屋に鍵が開く音が響いた。そして、そのタンスを開けると…
「懐かしいな……」
映画のチケット、お揃いで買ったキーホルダー、そして……
“一枚の写真”
「………っ!い、や!」
怖くなった私はタンスを思いっきり閉じて鍵をかけた。
「…………はぁ、はぁ……着替えよ…」
そして私は着替え始めた。