~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
部屋に入って着替えた私は新たな作戦を見る。
よし!今度こそ!
「信!」
「んー?」
私が信の名前を呼ぶと信はケータイを弄りながら反応をする。
「ねぇ、信、私ね羽柴くんにクッキーを作ろうと思ってるんだけど…」
ピクッ…
「信も手伝ってほしいな…」
次の作戦はヤキモチ作戦!
「…………別にいいよ?」
あ、あれ?でも、何か笑顔が黒くない?
「でも、実はもう、作ってあるんだよねぇ~」
「へぇ、」
ジャーンっと、クッキーを信に見せる私。
すると、信はクッキーを私の手から全て奪い取り口に全部放り込んだ。
「あ、」
ほっぺが膨らんでる信。