~続~ 天然無自覚と俺様くんの同居
「あー、昌、由季は酔っている…それだけだ、んじゃあな…」
『あっ!ちょ!信?!―――ブツリ…』
ケータイを乱暴にぶち切る信に私は首をかしげる。
「ったく、何で酒なんかあんだよ」
信は缶を見つめて呟いた。
そして、
「由季」
「ん?なーに~?」
私がニコッと微笑むと信は私のポケットからある紙を取り出す。
「これ、なーに~?」
「あ、そ、それは」
昌くんに書いてもらった作戦紙だった。